松葉の蒸留。

先日、あるご依頼で松葉の蒸留をしました。
すこぶる良い香りで、とても利用価値が高いように思いました。
日本に生息する松の種類はいくつかありますが、蒸留した松葉の特徴を見ると赤松ではないかと思います。
赤松は、松ヤニが乾燥した塊松脂(しょうし)、葉の松葉(しょうよう)ともに、生薬として知られ、民間療法では、松脂を和紙に塗って貼ると筋肉痛や打撲に、また生葉を浸した松葉酒を服用すると低血圧、冷え性に効用があるとされるそうです。また、生松脂を蒸留した液がテレピン油で、残留物がロジン。(Wikipediaより参考)
テレピン油は松精油のことで、松脂や樹木を蒸留して得られる精油です。松葉からの蒸留では、殆ど精油は得られませんでしたが、芳香蒸留水でも十分良い香りがします。
当サロンでは、松脂を使用したペッキム療法(顔パック)を行なっております。松脂を温め溶かし、顔のパーツに乗せ広げ、冷えて塊った松脂を剥がすことによって毛穴の汚れなどが取れ、松脂に含まれる精油成分により、お肌を清浄し、鎮静化してくれます。
良い香りといい、改めて松の素晴らしさを感じました。

0コメント

  • 1000 / 1000

Cocoranアロマテラピースクール イリスサナシア

AEAJ日本アロマ環境協会総合認定スクール兼アロマテラピーサロン。その他、地産地消アロマに取り組む。http://cocoran.net.jp